*ALO*さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2008/8/17 15:54
- 取返せる物なら取戻したい
-
- コメント(5)
- 閲覧(35)
-
-
- "死"とは、何らかの損傷を受け心臓が止まる事からはじまる。
心臓が止まると重力に従って血液が偏り、脳細胞に酸素が行き渡らなくなる。そこから身体中の細胞が死滅してゆき、しばらくするとガスや毒素によって身体が膨れてくる。
その場の気候や状況によって違ってくるけれど、有機物の塊はこうして腐ってく。
でも何よりも私が思うのは
時が止まる。
理論的にどうこう綴るより、これが一番しっくりくるんじゃないかと思った。
生命は誰か、もしくは何かに見守られて生まれてくる。そこから生がはじまり、時が動きだす。
我々にとって現在とは常に進行形であって、1秒でも後だとそれは過去になる。私がこうして携帯に向かい文章を打っている事も一文字打つごとにそれは過去になる。現在とは常に未来に向かって延々と進んでいる。
現在が通った後を過去だと考えてみると、"死"とは現在に取り残される事ではないのだろうか。だから死ぬと過去になる。
時が、止まる。
そこから先がない。
会いたいと願っても会えない。
記憶も時がたてばどんどん薄れて行く。
それが死ぬと言う事。
それを目の当たりにしたが、やはりあっけなく、ほんの数秒たらずでその命は無くなってしまった。実を言うとまだ実感がない。只、一人黙々と土を掘っている時、後悔ばかりが押寄せて、その小さな命を摘み採った奴を憎いと思った。
それから思い返してみたが出会って未だ1週間しかたっていなくて、その短い時間の中で出会った時と止った時しか思い出せなかった自分に腹が立った。
ついさっきまで隣にいたのに、私の不測で時を止めてしまった。
もう、いない。
いくら願っても、泣いても、一度止った時は動くはずはなく、結局同じ事をしてしまった。
そっと土をかぶせて、ふとこれから自分は今日あった事や埋めた場所も忘れて大きくなって行くのだろうか、また寂しさを紛わせる為に新しい命を購入するのだろうか。そう思った。
でも、埋め終わるとおそらくその通りになるだろうと回らない頭でぼんやりと結論付け、そんな自分にまた嫌気がさした。
- "死"とは、何らかの損傷を受け心臓が止まる事からはじまる。