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- 2012/2/11 12:52
- 命の重み
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先日、母方のおばあちゃんが亡くなりました。
90歳でした。
通夜の日は顔を見たら泣くのがわかってたんで顔を見ず、そしてばあちゃんに関する話も避けて過ごしました。
翌日の葬式は流石に顔を見ないわけにもいかないので棺に近づき
『ばあちゃん…来たよ』
って挨拶をしました。
そして瞬殺で泣きました。
その後も葬儀中も泣いて、棺の中に花を入れる時も泣いて、喪主の挨拶にも泣いて、出棺にも泣いて。
大好きだったので悲しいのはもちろんですがなにより嫌でした。
死んだのが嫌だったんです。
以前子供を連れ入居してる施設を訪れた時、身体は硬く痩せ細り、半身に麻痺が残ってる為会話もよくわからず、そしてなにより痴呆が進んだ姿を目の当たりにした時、部屋から飛び出し大泣きしました。
もうあのころのおばあちゃんに戻れないと思い辛かったんです。
願いが叶うなら戻して欲しいと本気で思いました。
火葬の前の最後の言葉
喪主のおじさんの
『ありがとう』
を最後に棺の蓋は閉じ火葬されました。
最大級に泣きました。
小さい子供が嫌だと駄々だをこねるように泣きました。
ぎゅっと抱きついてくる子供をかまう事も出来ずに泣きました。
ちなみに僕は宗教と言ったモノが嫌いです。
だけど、やっぱり死んだらお経を唱えてくれるお坊さんが必要だしきちんと供養してあげたいから切っても切り離せないもんなんだなって思います。
骨壷を持ちお寺に戒名を貰いに行った時、
「亡くなられたお爺さまの戒名の一文字を入れました。意味は…」
と説明が始まった時、
ぶわっ
て、来たんです!
頭の中にあの頃の僕がよく見てた夫婦二人並んで笑顔で仲むつまじい姿が頭の中に浮かんだんです!
気づいた時にはまた泣いてました。
けどさっきまで流してた涙と違い暖かい涙でした。
お坊さんは吉田の心までも救ったんです。
暗い闇に一筋の光が射し込んだんです。
本当に本気で感謝しました。
心から感謝したのは初めてなんじゃないかと思うぐらい感謝しました。
『学校を休ませてまで連れてくか悩んだけど、連れって良かったわ。命の重みわかったろ?』
心が軽くなった帰り道、長女と話しました。
「うん。あと、パパの泣いてる姿を初めて見たから良かった」
…。
まあ!!
仏像でブツぞう!
なーんちって!
…
……。
みんな命は大切にね!