小ぶん太さんとモバ友になろう！
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- 2011/10/23 15:24
- 初日記は悪夢ではじまる３
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- あの日から数日後
また、私は営業本部に
呼び出されました。
正直申しまして…
失禁してしまいそうな程
ドキドキした手で
会議室の扉を開けました。
会議室には
こちらへ背を向けて
座る男が一人居るだけで
やや拍子抜けしました。
なぜなら…
その男は『あの人』では
なかったから。
その男は
私の入室に気付き
ゆっくりと椅子を
こちらに向けました。
『お疲れ様です。所長いや…今は副所長でしたっけ』
開口一番に
ここまで嫌味たっぷりの
挨拶をしたのは…
本社財務経理部の
Ｋ係長だった。
彼は当時
会社全体で取り組んでいた各営業所の
ローコスト化を
徹底して推進した事で
評価を高めた人でした。
少し面食らった私は
会議室を間違えたかと…
部屋を確認していると
指示された
第三会議室で間違い
ありませんでした。
Ｋ係長は
こちらに背を向けたまま
『私も呼ばれたんですよ』と、私が着席しない事で
理由を察したのか…
そう言い、自分の隣の席の椅子を引いて
座るよう示唆しました。
つづく
- あの日から数日後
