★星屑★さんとモバ友になろう!
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- 2015/5/7 12:10
- 白い姫と青い騎士4話
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- 眠ったままの雪は、
女の前に横たわっていた。
「よくぞ…この超空間に参られました。」
確かにアーサーの意識は飛ばず、滑るような波に乗っているようだと思った。
「我らはすでにコンタクトを済ませている。
他の種族にわたす気はない。」
黒いタイツに赤縁のローブを翻す。
アーサーは誰かに似ていると思った。
そうだ…雪にどことなく似ている…
「コンタクトだと?寄生の間違いじゃないのか?」
外宇宙生命体の中には人間の脳内、はたまた思考自体に寄生する物もいる。
「雪をはなせ!
お前が触れいい人ではない。」
黒ローブはフードを跳ね上げ言う
「私の妹だ…アーカイブと接続し、車長に登録された時より我々が狙っていたのだ」
黒いローブは赤毛で雪より少し背が高った
「それじゃ船が狙いでなく、ストームライナーの生産設備と雪が欲しかったとでも?!」
女の長いまつ毛が揺れる
「正確にはそうでないが、目的の一つでもある」
さあ、と言いかけた時に雪の目が開く。
「おはよう、ねぇさん…」
雪が口を開くと、駆逐艦級宇宙戦艦のデッキの上に三人は放り出される。
- 眠ったままの雪は、