Allegrettoさんとモバ友になろう!
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- 2025/7/10 1:18
- ある穏やかな休日の夕間暮れの事だった
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- 「1億くらい降ってこないかな」
と彼は言った。
私もその日の、朝起きて一緒にご飯を食べて新宿御苑に行って植物鑑賞をして、新宿で革細工に必要な資材を買い出して夕飯まで革細工の型紙起こしをして過ごしたこの時間がずっと続けばいいのにと思った。
そのためにはお金が必要なんだよな、確かにたくさんのお金さえあればね。そう思って彼の瞳を見つめた。
いつも通りに暖かな瞳をしているなぁと思った。
そしてふと糸が絡んでいる先を目線で追うように記憶をなぞってその先に絡まるようにして私の中にある言葉を思い出していた。
Ich liebe dich in Zeit und Ewigkeit!
(愛している、この時の続く限り永遠に!)
そう書いた詩を歌にしたグリークは、婚約が決まったニーナへ思いの丈を綴った言葉からなにものにも変え難い喜びだったのだろうな、それを言葉でなぞった私は、その曲を作った時のグリークの心境と共鳴していたのだろう。
※婚約してません
愛する人との先々の約束は
「それまで生きていよう、それが生きる理由と喜びになり得るのだから」
という生きる原動力になる。
いつまでもただ幸せだねと言い合って生きていけたらいいのに。
- 「1億くらい降ってこないかな」