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- 2014/5/2 22:53
- ■ 白 ■ その二
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- その一、の続き。
[備考]神は神でも付喪神。厳密には妖怪の類い。
江戸時代に入り流行り神として稲荷神社の数が急激に増え
始めた頃、山深い小さな村の農民が五穀豊穣を願って建てた
社に『稲荷狐は稲荷神』という一般に広まった誤解のまま神
として祀られた狐の像が長い年月を経て魂を持ち、付喪神と
なったのだが本人もまた自分は稲荷神であると信じている。
今では村もなくなり、ぽつりと社だけが存在する山全体を
囲うように大きな結界を張って自由気ままに暮らしている。
本来の付喪神の力なのか強い妖力の様なものを有しており
、ふらふらっと山を下りては若い女や美しい男に化けて人間
をからかったり、小石や木の実を金に変えて騙し遊び歩く。
付喪神となっても元が石像である為食事は必要ないのだが
人間の食べ物の美味しさを知って以来無駄にグルメになって
しまい、油揚げ程度では見向きもしない。好物はキャビア。
命の次に大事な尻尾の毛繕いは一日たりとも欠かさない。
詳細不明。
- その一、の続き。