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    • 2008/8/16 18:18
    • 嫌いなコトバemoji
    • コメント(2)
    • 閲覧(28)
  • "アバター"
    • ありがとう                 僕が一番嫌いなコトバ
                 君と出逢ったのは 
      ちょうど今みたいな季節
      抜けるような青空に
      白い綿菓子が広がってた
      何もかもが嫌になった僕は
      草むらに一人転がってた
      ただぼぅーっと
      空を眺めるばかり
      カンカンと照り付ける太陽は
      雲に隠れてた
      わずかな雲の切れ目から
      太陽が覗き
      眩しさに瞳を閉じた
      次の瞬間
      君がいた
      太陽の光に透ける君の肌
      それは
      天使のそれを想わせるものだった
      突然の出来事に呆ける僕に
      君は微笑みかけた
                 あの日から始まった幸せな日々 
      それは幻にも似て
      夢のようだった
      記憶も名前すらも覚えてないという君は
      何故だか僕の傍にいたいという
      警察や病院も考えたが
      あまりに悲しそうな顔をするからやめた
      一緒に暮らす内に
      何故だかわからないけど
      君を知ってる気がした
      遠く昔
      小さい頃
      だけどモヤがかかって想い出せない
                 その頃から 
      君が変わった
      元気一杯だった君だったのに
      少しずつ
      少しずつ
      明らかに元気を無くしていった
      それは
      まるで僕が記憶をたどるように
      わずかずつ侵食していった
      元気無く
      うずくまり
      動く事もできず
      ついには
      コトバさえ話す事ができなくなった
      僕の顔を見ると
      力なく
      無理をして笑顔を作り
      うー、うー、と話してくれる
      僕は涙をこらえ
      君の笑顔から流れる涙を拭う
      抱き抱えると君は
      悲しいほどに軽く
      僕は涙をこぼした
                 ゆっくりと落ちる涙
      君に触れ
      散らばる雫
      僕の中で記憶が大きく
      揺れる
      まるで音声のない
      映画のように
      再生される記憶
      子供の僕
      手には猫
      大好きだった猫
      短い間だったけど
      一緒に暮らした
      お墓を作った時にかけたコトバ
                 また逢おうね
                 すべてを想い出し 
      君の名前を呼んだ時
      君は僕を見つめ
      キスをした
      ありがとうという   別れコトバと一緒に
      その瞬間君は
      光の粒になり消えた
      まるで真夏の白昼夢のように
                 僕はありがとうという  コトバが嫌いだ
                 それは別れの言葉だから 

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