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- 2010/5/23 23:06
- もう1年か…6
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- つづき。
亡くなってしまったという余韻に浸る暇もなく「葬儀社とか決まってますか?」化粧をしながら看護士が尋ねる。「ちょっと待っててください。今電話しますので」自分はそういうと病室のなかで葬儀社に電話を掛けた。
迎えに約1時間半ぐらい掛かるといわれ看護士に言うと「そのぐらいには終わります」そうサラッと答えた。向こうも忙しいからこういう受け応えも仕方がない。
「いいですか?」自分たちに別の看護士が声を掛けた。別室の準備が出来て経緯を説明するとのことだった。
別室に移されさっき病室にいた医師2人がいた。
今までの経緯を説明していった。ガンだと分かって抗がん剤を使ったけどこの病院ではこれ以上無理ということで〔自分たちが探した〕別の病院に行って1年後対処療法という形でまた戻ってきて今日亡くなってしまったってことを少し難しく説明していた。
自分たちは別にこの病院での治療をまったく不服ではないがただnetとかで出ている緩和ケアの治療を試してもらいたいとお願いしてもなかなかしてくれなかった。そのことだけは言わないと気が済まなかった。
こういうことをなぜしてもらえなかったのか…そういうと「そうですね。まぁでもあの状態での治療は無理です。検討はしてもよかったと思います」それ以上は自分たちも言わなかった。
その後まもなくして処理が出来て葬儀場からも迎えが来た。
もう早くこの病院から出たかった。
早く家に帰したかった。すぐにストレッチャーに乗せて迎えの車に乗り込んだ。
家に帰れると思ったが自分の手違いでそのまま式場に行くと言われた家に戻ると幾らかたかくなるらしい。
- つづき。