* 玲於奈 *さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2010/6/8 20:26
- レッドアイ
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- うだつの上がらない環境。同じような事の繰り返しの毎日。
気付けばもう6月。なのに夜はまだ少し肌寒い
仕事の終わりに大宮の街をアテも無くブラブラと徨う。
駅前はそれぞれの勤めを終えた人達で溢れている。電話でペチャクチャ喋る高校生ラケットバッグをしょった若い男女
ネクタイの緩んだサラリーマン
そんな人達にひたすらティッシュを渡そうとしては断られ続けるお兄サン。
同じ場所の同じ時間をいきながら、この人達の見えている景色は違う。
無意識に受け取っていたポケットティッシュには、お店の名前とそこに行く地図が書かれている。
…なんだか何かが物足りなくて、ボンヤリ空を見上げても…
人目をひく為に作られた光のせいで、星の在処がわかりにくい。
客引きで騒々しい歓楽街をくぐり抜け、落ち着いた裏路地に入った先にそのお店はあった。
薄暗い室内に、所々照らされた明るい光
カウンター席に座ると、目の前にいる女の子達が注文したカクテルを作ってくれる年齢はみんな自分よりもちょっと若い。
値段も思っていたより高くないまぁそもそも…お金を渋ってたら美味いお酒と甘い時間は味わえない。
少し気取って注文した。
「…レッドアイで」
自分の前についてくれた2人のコ。1人は、専門高校を卒業してから働いているよう。ギャルっぽいけど落ち着いている。
もう一人のコは、雰囲気や留学していた話を聞いていると…現役の大学生っぽい
埼玉と東京に二つキャンパスがあるって言ってたから、もしやと思って尋ねてみたら……なんと自分と同じ大学の子だった…
共通の知り合いや教授の話で、思いがけず話が弾む。
世の中案外…広いようで狭い
…気付くとかなり時間が経っている。帰りの電車を気にするフリをして店を出る。
…さっきよりも夜風が暖かく感じるのは、きっと酔ってるせい。
自分がまだ大学生だったら、学校で偶然会えたりしてたかな。
そしたら正直に伝えるよ
お店じゃ恥ずかしくって言えなかったケド…
知らずに頼んだレッドアイ。
トマトの味がした…って
マズッ…。。
- うだつの上がらない環境。同じような事の繰り返しの毎日。