レオンさんとモバ友になろう!
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- 2012/6/1 10:05
- 毎日が戦争だったあの頃
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- 奴を殺さなくては俺が殺られる…
初めて殺意を覚えたのは俺が小学生の頃
当時寝袋で寝る事がブームだった俺はその日もいつも通り室内で芋虫の様に寝ていた。
そう…奴が潜む寝袋だとも知らずに…
全身を覆った時、事件は起きた。
カサカサカサ…
寝袋の中の俺の太ももを歩く奴がいた…
気づいた時には寝袋のチャックを閉めており、俺は逃げ場を失った
端から見たら奇声をあげながら芋虫がもそもそ動いてる様に見えただろう…
正直…パニックだった
そして逃がした…それが屈辱だった
奴らに対抗すべく
俺は武器を取った
ベレッタ M92F ミリタリーモデル
もちろんエアガンだ
日本刀
もちろん模擬刀だ
飛び道具のベレッタを主力とし、刀は接近戦の時に使うことにした。
小学時代ベレッタの玉は奴らに当たることはなかった。
この時ほどのび太に憧れた事はなかった…
ひたすら特訓を重ねた
そして空き缶に10発10中当てられるようになった俺はもう修羅の道を歩いていた
そして決戦の日
それは突然やって来る
自室の白い壁に黒い楕円形の物体を見つけた時
戦いは始まる
決して目は離してはならない
ベレッタを構える俺の手は震えていた
奴は動かない…
殺るなら「今だ!」
ポンッ!
トリガーを押して発射された玉は奴の数ミリ右の壁に窪みを作った
はずした!?逃げる!そう思ったが奴は…
動いて居なかった
ピクリとも動いて居なかった…この俺を嘲笑うかの様に…
「ゴキブリィィィイ!!きさまぁぁぁあ!!」
俺は叫んでいた!
再びベレッタを構える!
「ぶっコロス!ぶっコロス!ぶっコロス!!」
ポンッ!!
グチャ!ボトッ!
俺の気合いの弾丸は奴の胴体に命中!
その衝撃で床へと落ちる
奴は死んでない
もう一発打ち込む!が動いているためにかわされた!
逃がすか!
日本刀を構える俺!
奴は消えていた
しまった…日本刀を取るのに目を…離した…
再びベレッタを手に取る俺…
おかれた段ボールを移動させてベレッタを構える!
居た!と同時に発射!
命中!!
ベレッタを投げ捨て日本刀で切りかかる俺
「これで終わりだ!!!!ちぇすとぉぉおおお!」
………
…そいつの死骸を見た俺は勝ったのだと悟った
だが
小学生の俺は知らなかった…
ゴキブリは死ぬ間際に物陰で卵を生むのだと言うことを…
まだ戦いは終わらない
- 奴を殺さなくては俺が殺られる…