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    • 2016/8/6 2:44
    • ナウシカともののけ姫part2
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    • さて、もののけ姫はどうだろうか。
      まず不条理にも呪いを受け、死に抗い、術を探すアシタカである。
      先に述べたナウシカは自ら破滅への道を選んだ。もちろんその先が破滅と決まっているわけではないが。
      それに比べアシタカは自ら望むことなく、破滅への道を刻まれた形になる。それに抗う姿を描き、最後には呪いから開放されることになるわけだ。現代の人々が抱える不条理感、それからの脱却を暗に示しているのではないか。
      ナウシカからの流れをベースに、より時代に則したテーマへと移行しているように思う。

      またたたら場の存在も特徴的である。たたら場だけが唯一森との関係、人との関係に挟まれている。
      自分たちの生活のために森を切り開かなければならない。たたら場を狙う敵からも身を守らなければならない。
      そのたたら場をまとめ上げるエボシの気苦労は想像もできないほどであろう。それがわかるからこそたたら場の民からあそこまで慕われるわけである。
      まさに現代の縮図がそこに詰まっていると言っても過言ではないだろう。
      人間は生きていくために少なからず何かから何かを奪って生きている。そこには必ず争いが生まれる。自然も神々の姿を借りて争っている。争いの絶えない世界。その中でどう生きていくのかが問われているように思うわけである。

      またもののけ姫においても、自然や人間の手の届かない超越的な存在=シシ神の存在がある。作中の言葉を借りるならシシ神は生命そのものであり、人類はおろか、自然ですらその存在に抗うことは出来ない。このあたりはナウシカから一貫した考えが見て取れる。

      映画はとても希望的な終わり方をする。アシタカとサンという人間と自然の架け橋になりうる存在もいる。それでもその後の世界のことを考えればより大きな困難が待ち受けているのは間違いない。人間同士の争いは激化し、たたら場の再興を目指すならやはり自然との兼ね合いは難しいものになるだろう。

      それでも宮崎駿は「生きろ」と言う。苦しみの中でこそ喜びを享受できると言う。
      この生きづらくて困難な世の中、精一杯生きなきゃいけない。スロットに逃げちゃいけない。

      そうだ、働こう。

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