jinさんとモバ友になろう！
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- 2014/11/10 2:13
- 後悔…第二部
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- しかし彼女は家には居なかった。
料理も携帯電話も机に置いたままだった…
あのマメな彼女が携帯電話を忘れるのは珍しく近くにいるのかと思い僕は家をでて近辺を歩き回った。
しかし見つからなかった…
公園や近くの空き地も見たが彼女の姿はなかった。
彼女の実家や携帯を調べ彼女の友人宅等にも電話を入れたが「来てない」と言う…
家に帰り２時間が経過した
僕はその時考えていた
帰って来たら抱きしめてあげようと
それが彼女との最後の夜だった…
事故現場は家周辺の一方通行の十字路だった。
横から飛び出してきた車と激突、即死だったそうだ。時刻はPM10過ぎ…丁度僕が家を出て10分経過した時間だった。
その際彼女が持っていた遺品は缶コーヒー一本、ガウンジャケット現金で120円だったと言うことを聞かされた。
僕のガウンジャケットまだ未開封缶コーヒー僕の為のジュース代…
細やかな気配りの中に彼女の深い愛情と優しさが感じられた。
「一緒に帰りたかった…その言葉を心の中でつぶやいた」同時に僕の目から涙がとめどなく溢れた。
改めて彼女の存在の大きさに気付いた。
ただ情けなくて悔しかった。
- しかし彼女は家には居なかった。
