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- 2015/6/16 5:14
- 2013年[拷問]
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- <8月>拷問 ゴウモン
今のこの瞬間まで
知らされず
まったく想定外の未来を聞かされたとき
これから確実に起きることへの恐怖と
想像を越えているであろう激痛に
防御のすべはなにもなく
完全な無抵抗の中で苦痛を受ける状況に
避けて進めない人生に
たった1人で向かい合わされてしまった自分
複数のaudience
アシスト zero 状態
「これを拷問と言わずして何と呼ぶのか‥」
恐怖の酸欠
声量の喪失
「自分の名前を伝えるコトすら‥か細い声で微妙で‥」
きっと..我が子には見せたくないであろう自身の姿
みじめな感情
情けない自分
そして..
拷問台に固定された私の体
両腕を取り押さえたままの白衣のナース
室内に響く金属音
脳裏に駆ける
ありとあらゆる
感情のすべてを
一瞬にして抹消した
―――激痛―――
―――激痛―――
―――激痛―――
終了を告げるドクターの声...
そして
私を取り巻いていた光の消滅
暗くて
遠くて
離れていく感覚
薄れてゆく意識
暗闇の無音地帯
現代の医学では考えられない
麻酔なしの切術がそこに存在した
- <8月>拷問 ゴウモン