†ソレイユ†さんとモバ友になろう!
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- 2006/11/11 20:30
- 小説(ライアン日誌vol.15)
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- 9月13日
勇者様が、ガスの壷を気球屋に渡したようだ。
「空の旅とかヤバくね?ww」
と相変わらず、はしゃいでいる
馬車は気球に乗れないんだろうな、と思うが
聞いても返事もわかっているし何も聞かなかった。
「気球が完成したら、私たち、どうなるんでしょうか…」
馬車の中でミネアが話し掛けてきた
常識で考えて、馬車が入る余裕など、あのサイズの気球にはあるまい
使えないものは捨てていくんだ、となれば
デブを筆頭に馬車メンバーは切られるのだろう。
「ミネア…お前はレギュラーに戻れ」
「イヤです」
ミネアはハッキリと言った
「私の居場所はココです」
ミネアの声が静かな馬車内に響く
ホイミンよ。
俺は間違っていたのかもしれない。
だが、俺はやはり、お前の嫌う人間であり続けたい。
そう思う。
ふと昔のホイミンの言葉が蘇る。
「ライアン様、空飛ぶ靴はダンジョン内で履いちゃダメですよ…」
…さようなら、ホイミン
- 9月13日