イハルノさんとモバ友になろう！
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- 2012/7/8 9:36
- 夢～3
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- 巡礼者の中には
奇跡を我が身に授かる為の巡礼もあれば
秘密裏に遺体を国に持ち帰ろうという動きもあった
また、超人類の血統を外の世界へ出そうという動きも
しかし聖人達は聖域をでることはない
先祖を守る役割
聖域を守る役割
そして破れば長くは生きられない傾向があるのだ
悲劇を生む傾向が
いくら優れてもその血筋は篭の鳥なのである
ある時巡礼者が
聖女に恋をしたことがあった
聖女は役割を知る為
その想いを断ち切ったが
無理やり連れ出され
トンネルを半ばまで進んだところで
異変が起きた
地響き
聖域近くの火山が噴火したのだ
いち早く異変に気づいた番人
奇跡と激励の番人がトンネルを走る
噴煙やガスは幸いトンネルには届かないが
熱は違う
普段の熱ならばトンネル自体に施された耐熱構造によりほぼ感じないに等しいが
直接マグマがトンネルを覆ったならば話は違う
トンネル内部は徐々に温度を増し
長く続けば蒸し焼きにされる熱さ
番人は聖女と誘拐者を見つけると
後からきたもう一人の番人に誘拐者を託し
聖女を聖域へと運ぶのであった
聖域にたどり着き振り向いた番人はトンネルが赤く赤く光るのを見た
それはトンネルへのマグマの侵入と自分がもう外には出られない絶望を感じさせた
- 巡礼者の中には
