ちかさんとモバ友になろう！
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- 2016/3/28 0:57
- MagicBlueMoon 3
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- 「ｱｰ…ｿﾚね、父親。ｳﾁ、親離婚してて、ｱﾀｼが時々生活費もらいにいってるから。多分ｿﾚ誰かに見られたらしーｮ」
言いながら、心臓がﾄﾞｷﾄﾞｷしてﾀ
言ってるｺﾄは真実だし、ﾀﾞｹﾄﾞ言い訳がましくなぃｶﾅとか、信じてもらえなぃｶﾅとか…
平気なﾄｰﾝを保つのに必死ﾀﾞｯﾀ
２人は、ﾅｾﾞか怒りだした
その姿にさらにﾄﾞｷﾄﾞｷして胸が痛かった
「そんな噂許しちゃﾀﾞﾒだｮ」
くみはもぅ涙目でｱﾀｼのﾌﾞﾚｻﾞｰの袖を握る
「ﾏｼﾞ許せん。ｳﾁ、明日みんなに言うｶﾗｯ」
さなは拳握って震わせて力んでる
……ﾋﾞｯｸﾘした
なんで
関係なぃじゃん
ｱﾀｼのｺﾄだｮ？自分が言われた訳じゃﾅｲのに
なんでそんな怒ってんの
「別に…言わせとけばｲｲｮ。みんな陰で言ってるﾀﾞｹで面と向かって何かされてる訳じゃﾅｲし」
ｱﾀｼが言うと
「「ﾀﾞﾒだｮｯ！」」
２人は真っ直ぐｱﾀｼを見て言った
「ちーﾁｬﾝの誇りはちーﾁｬﾝのﾓﾉだｮ。無責任に傷つけられてｲｲ筈ﾅｲｮ」
くみは、もぅ涙目どころかﾊｯｷﾘ泣いてる
「そぅだｱ！好き勝手言わしちゃｲｶﾝ！」
さなはｱﾀｼの肩をｶﾞｼｯと掴む
……何この２人
ｱﾀｼの目からも…ﾂｰｯと涙が出た
出始めたら止まらなくなった
泣きながら、ｱﾀｼ泣きたかったんだなｱと思った
くみは、ｱﾀｼのﾌﾞﾚｻﾞｰの袖を握ったまま一緒に泣いて
さなは、ｱﾀｼ達の肩をﾎﾟﾝﾎﾟﾝと叩いていた
17時の鐘が遠くで鳴っていて
ｱﾀｼ達の影は少しずつ変わっていったｹﾄﾞ
まだそのまま動けないでいた
- 「ｱｰ…ｿﾚね、父親。ｳﾁ、親離婚してて、ｱﾀｼが時々生活費もらいにいってるから。多分ｿﾚ誰かに見られたらしーｮ」
