十六夜 凛斗さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2013/3/24 15:49
- (´・ω・){心地いい疲労感
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久しぶりに
握る剣はとても重かった
不思議と手に馴染む
僕と姉の触れ合う確かな絆
そこは 感覚すら
共有してるのだろうか?
僕は重度のシスコン
たった一人 愛を注ぎ続けてくれた姉
その人を愛するのは変でしょうか?
確かな絆は確かな重みを持って応えてくれた
動く
体が反応する
思考より早く
体が動く
幻の動きを
思考より早く
反応する体
一撃を全て流す
楽しいね……
あんたが相手だと思うと頭の中が真っ白でこの時がずっと続けばいいのに
飛ぶ刃
それは 体の限界の合図
息が切れる
僅か十分
その時は あまりに長く
あまりに短い
そうだね……
僕の体は壊れてるんだ
そう……
それでも 僕は……
臆病だから
この刃に 誇りを 生き方を重ねてる
五分
体は動く
壊れてるなら
気にしなくていいじゃないか……
翻る刃
右腕はあまりもたない
それだけだ
それさえ気にしなければ届く気がする……
あなたに……
幻と分かっても
いつかは覚めるんだよな
壁を裂く刃は 鉄を裂く
そして 鉄はその身を砕きながらも木の刃を止める
ふぅ……
技術は失ってないみたいだ
だけど 冷静な思考はなくなったのかもね
刃が止まるまで
そこに壁なんて気付かなかった
夢中になるといけないな
木刀なら平気かと思ったけどなぁ
ナノ金属で壁を作った方が 壊れない気がしてきた苦笑
剣術で 僕は数人しか本気を見せたことがないなぁ
一流で止まるなんてごめんだ
超一流に辿り着くよ
今は三流だろうけど
二十年前の約束に 今は想いを寄せて
ただ今は この心地好い疲労に身を任せるかな……
―――壊れることのない僕をどうか壊してほしい