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- 2017/6/25 16:41
- ラインの形成と維持(戦場の絆・戦術)
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- ここ数回、近距離型について書いてきたので、今回もその流れで。
書きつづる。クドくないよう、つらつらと。
近距離型の大きな仕事のひとつに『ライン形成』というものがある。
ラインというのは、文字通り戦場に引かれる『線』のことである。といっても、マップ上に表示されていたり、木の棒で引いたりするものではない。個人的な見解を言うと、守るべき目標を中心に表れる円の外周を目安とするもの……と、自分は認識している。
例を挙げて考えてみる。
護衛の場合だと、守るべき目標はタンク……即ち、タンクが中心点ということだ。ここから、敵の攻撃が届かない距離……対近距離型を想定すると、中心点のタンクから半径約250メートル程度が『護衛ライン』ということになる。
アンチになると、敵タンクの砲撃妨害が目的になるので、範囲はグンと広くなる。
標準的なタンクで想定すると、自軍拠点を中心点とした半径750メートルの範囲が『防衛ライン』ということになる。
これらの『円形』の外周を基準に、敵に前進させない布陣を敷くことを『ライン形成』という。
戦闘の大半は、形成されたライン同士のせめぎあいの形を取る。これを押し上げる役割は格闘型が担う場合が多い。
逆に、押し込まれそうな時は、近距離型がそれを止める役割を担う。これが『ラインの維持』という考え方だ。
ライン形成で最も重要なのは、実は維持する事なのだ。
ラインを形成する最大の意義は、時間稼ぎをする事にある。敵集団を一瞬で撃退してしまえれば理想的なのだが、現実的には難しい場合が多い。それを踏まえ、敵の目的を妨害するという点を念頭に構築された戦術がライン戦法なのである。
この戦法の根幹部分には、敵が全滅するか・目的を諦めるまで戦闘を継続する、という大前提がある。そのため、基本的に落ちることは許されない上、被弾も極限まで低減させることが必須になる。
この要求に最も応えられる機体が、近距離型なのだ。
ライン戦法に勝機を見出すならば、例え臆病者と取られようとも『生き残る』ことを優先しなければならない。これは僚機を『生かす』ことにも同様に言える。
ラインとは、自分と味方が存在することで生まれるものである。
それが求められる間は、何があっても落とされてはならないのだ。
- ここ数回、近距離型について書いてきたので、今回もその流れで。