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- 2009/12/16 2:39
レインツリーの国
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- 昔読んだ一冊の「忘れられない本」。ふとした拍子に、その本に対して自分以外の人がどのように感じているのか気になり、ネットで調べてみた。
きっかけは、そんな些細なこと。
その本の感想が書いてあるブログを見つけ、その真摯な内容の文章や衝撃のラストの受け止め方に興味を持ち、この人とこの本について話しがしたい!と強く思い、メールのやり取りが始まる。
日にちが経つにつれ、どうしても会いたい、会って話がしてみたい、と思うようになるが彼女は会うのを拒んでしまう。彼女には会うことを拒む理由があった・・・この小説は、とても内容のきれいな恋愛小説です。
男女それぞれの立場での考えや感情を的確に言葉として表現してしまうのはさすがであり、読みながらに「相手にとってこの言葉は、こう感じるものなのか。」と思いがけない所で驚いたりします。
確かにドラマなどでも、男は男の立場の考えになってしまい、女はヒロインの立場で物事を考えてしまうものなのかもしれませんね。
「意見や考え方の違い」それが男女差からくるものか、個人差によるものか…それはわかりませんが、大切なのは相手を思いやる気持ちと、理解しようとする努力だったりします。
二人の真っ直ぐなメールのやり取りが印象的で、ケンカも、仲直りするまでの過程も素敵です。
特に、
「傷つけた埋め合わせに自信持たせてやろうなんて本当に親切で優しくてありがとう。」と「自分の親父に忘れられたことあるか?」
このあたりのやり取りはとても心が痛くなります。
相手のことを、本当の意味で慰められはしないし、理解することもできない。これが現実なのかな…
それでも、解決策を探して前向きに考えていく心が温まる本でした。
ここには書きませんが、他にも現代の社会的問題について、考えさせられる大切なことが大きく関わっています。
興味がわいたら読んでみてください。
有川浩の「レインツリーの国」の感想でした
- 昔読んだ一冊の「忘れられない本」。ふとした拍子に、その本に対して自分以外の人がどのように感じているのか気になり、ネットで調べてみた。