ぬるま湯男子さんとモバ友になろう!
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- 2014/4/24 16:47
- 気まぐれ ~02~
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- 【名探偵 高橋孔壱の推理ファイル】
アーサーへの道
それでも彼女は
孔壱を放そうとはしなかった
なおも孔壱に質問し続ける彼女
「・・・ここで何をしてたの?」
孔壱はため息を一つ吐き
彼女に答えた
『ハァー・・・尾行だ』
「ビコウ?」
孔壱は彼女に顔を背きながら瞼を閉じ
人差し指を立てて彼女に向けた
『これ以上は説明できない 守秘義務ってヤツだ』
「じゃあ このお店に1人で来たのね」
『そういうことになるかな』
孔壱はショッピングモールの女性店員に
捕まっていたのだ
「それじゃあコーちゃん お姉さんと一緒に来てくれないかなぁ?」
『断る! 申し訳ないが仕事中なのでね』
「ちょっとだけだからね?」
『私に頼み事ができるのは 依頼人だけだ』
「そこをちょっとお願い アッ! ジュースもあるわよクッキーも!」
彼女の甘い誘惑に
孔壱の心が動いてしまった
『・・・・15分だけなら』
「オッケーありがとう」
『君の為に承諾した訳ではない 私は私だけの為に生きているのだから』
そう言うと孔壱は
女性店員に手を引かれ
迷子ルーム中へと姿を消した
『(どうせ今回の尾行は失敗であった 相手をマーケット内の雑踏で見失ってしまったのだから)』
続きはまた
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