ももゆみさんとモバ友になろう!
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- 2022/7/11 9:43
- ―私の歴史― 46.新春宝石フェア
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- 広島に着いた日の夜、ホテル近くの居酒屋で私達は食事をしましたが、その席で私は岩尾さんと坂下さんに社長の事を聞きました。
ゆみ「吉田さんの言った事は本当なんですか?うちの社長ってそんなにひどい人なんですか?」
岩尾「あぁ、全部本当だよ。桃田さんもうちの社長がどんな人間か、働いてればそのうちわかるよ」
坂下「そうよ、あの人男も女も関係なくこき使うんだから。女だって容赦しないのよ、まったくたまんないわ!」
岩尾「だからって桃田さん、辞めるなんて言わないでくれよ。うちの会社、社長が社長だから新しく人が入って来てもすぐ辞めちゃうんだよ。人が居着かないんだよなぁ…桃田さん、俺達がカバーするから頑張って一緒に働こうぜ」
坂下「そうよ、私も営業の女性が入って来てくれて嬉しいし、一緒に頑張りましょうよ!」
私は2人の話を聞いて「はい、頑張ります」とは言ったものの、平田商会で働くことに一抹の不安を覚えたのでした。
次の日から天馬屋の新春宝石フェアが始まりました。
私達3人は外商部のそれぞれの課に配属され、毎日外販に行きました。
外販が終わった後は宝石フェアの応援者が集まる居酒屋で食事をして、その後はホテルに帰り、私と坂下さんは岩尾さんの部屋に行き、その日の外販の報告をして、明日の外販でいる商品を貸し借りしたり、時には社長に電話して必要な商品を送ってもらったりしていました。
そんな時、同じ時期に宝石フェアをやっていた「そこう」である事件が起きました。
外商部員と宝石担当者が外販中にパチンコをしていて宝石のカバンを盗まれたのです。
この事件は天馬屋の宝石売場でも大きな話題になりましたが、宝石のカバンを盗まれた事に同情する人は一人もいませんでした。
まあ仕事中に宝石のカバンを外商車にほったらかしてパチンコをしていたんだから、同情の余地はありませんよね。
天馬屋では何事もなく2月15日を迎え、新春宝石フェアは無事終わり、全体で4億円の売り上げが上がりました。
私達3人は岩尾さんが1000万円、坂下さんと私が600万円ずつを売り上げて小倉に帰りました。
- 広島に着いた日の夜、ホテル近くの居酒屋で私達は食事をしましたが、その席で私は岩尾さんと坂下さんに社長の事を聞きました。