★HASA★さんとモバ友になろう!
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- 2008/5/30 16:14
- 昔話3
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- (つづき)というよりページをめくるたびに一つの一つのキズを思い出し涙がこみあげてくるのがたえられずみずから無くしたのだろう。
そんな本の存在少しづつ忘れかけていたある日の朝、枕元に本が置いてあった。
表紙をめくるとあのメロディ…ページのしたは丁寧にセロテープで貼りなおされていた…涙が溢れていた
居間にいくといつもと変わらぬ親父と母親…本のことは一言も聞かれなかった。本はまた大切な宝物になっていた…
それからしばらく約束が急に中止になることもなく、またある程度は我慢出来るようになっていった。
あの本は今は完全に無くしてしまったけれどあのメロディと本の存在を俺は一生忘れない。
この歳になって色々と本を読むようになったがあれほど思い出深い本には出会っていない、いやこの先もきっと出会えないだろう。そしていつか俺も親父になったら、息子が主人公の絵本を送ってやろうと思う。
(おわり)
- (つづき)というよりページをめくるたびに一つの一つのキズを思い出し涙がこみあげてくるのがたえられずみずから無くしたのだろう。