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- 2009/4/26 20:20
- 詩←だぶり
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- だいぶ過去に載せた詩です。
見たことある方もいるかもしれませんが、解説もつけましたので、また一味違う感じがすると思います。
…ビー玉…
夢のビー玉つめこんだ
穴のあいたポケット
とことこと転がって
ガラス玉
拾わぬ少年の
灰色涙
口の中さまよう飴玉
噛み砕いてしまいましょ
黄色い風船手放した
追いかけるなんて
思いつかなかった
スコールの拍手
撃ち抜かれたくもの巣
それでも彼は
もう一度つむぐの
何度でも
夢のビー玉
きらり きらり
夢の残骸
祈りの涙
ガラス玉よ
どうか芽吹いて
………………………………
解説
少年は夢があるものの、最初から夢を諦めていました。
だけど飴玉（＝夢）を口にさまよわせて捨てきれずにいます。
少年は幸せの象徴である黄色い風船を手放してしまいますが、雨で壊された巣を何度も直そうとするくもを見て感銘をうけます。
そして夢が叶うようにまた祈り続け、夢を大切にしてゆくのです。
- だいぶ過去に載せた詩です。
