▼ヨシカツ▼さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2008/6/9 18:12
- 子猫の思い出
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あれは確か‥空が夕焼けで真っ赤に染った初夏の頃だったな~
小学生になったばかりの俺は、友だちといつもの帰り道を下校していたんだ
俺達がよく遊んでいた空き地の前を通りかかると何やら子猫の鳴き声がミャ
ミャ
空き地に入り、あたりを見回すとちっちゃな子猫
が俺の方を見て鳴いていた
幼い俺は急いで子猫に駆け寄り抱き上げたんだ「おい
ニャー公
俺と友達になるか
?大切にするから一緒に遊ぼうよ
?」すると子猫
は俺の手をすり抜け、足に体を擦り付けてまた鳴いた
ニャー
俺は子猫の首筋をつまみ上げ家路についたんだ
家に着いてすぐ親父とお袋に「子猫が道に迷って鳴いていたんだかわいそうだから家で飼おうよ
」
するとお袋は‥「あらかわいそうに
恐らく今ごろこの
のお父さんとお母さんが必死に子猫を探しているはず
だからヨシカツ
もとの場所に子猫を返してきなさい
」
この言葉で幼かった俺はハッと気付き「そうだよね
親
が探しているよね
俺はなんて事をしたんだ
今から返してくる
」
間もなく日が沈みそうな初夏の夕暮れに、俺は子猫にあやまりながら一緒に親を探したんだ
そして子猫
は路地裏へと消えていった
「おい
ニャー公
元気でな
」
後になって考えてみれば、俺を傷つけずに子猫を諦めさせる我が両親の策だったんだけどね(^.^)
けど‥誰に対しても相手の気持ちになれと親に言われた気がした
あの時の事は今でも鮮明に覚えていて、俺の心の奥底にしっかり残ってるんだ
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