キクサトさんの日記

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- 2011/3/19 23:46
- 生きてます
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- みんな,心配してくれてありがとう
  
  ずっとｹｰﾀｲ使えなくて,返事遅くなってしまってごめんなさい。
  
  ウチは家族全員,猫も家も無事です。
  
  今は実家にみんな集まって,身を寄せ合って生活してます。
  
  みんな力合わせて毎日生きてます。
  
  余震は続いて夜も落ち着いて眠れないし,寒さでこんな時に体調は崩すし,仕事も行けず,何もかもが見通しがつかず,どうしたらいいのか本当にわからない。
  
  福島も割と近いから原発の影響も心配だし…。
  
  何より今,自分が被災者の一人だなんて,こんな身近に生と死を目の当たりにするなんて…
  
  周りの光景も,まるでドラマか映画のようで…こんな状況に陥ってもなんだか未だに信じられない気持ちでもあるし。
  
  頭の中と,心の気持ちがかみ合わなくて混乱する。
  
  受け止めてるつもりだけど,事が大きすぎて受け入れがたい現実。
  
  でも,やっぱりこれが現実。
  
  同じ市民の人たちや,慣れ親しんだ近くの街が津波で何もかも無くなってしまった光景はこの世の終わりかと思うくらい,ただただショックで…
  
  知り合いの家族が行方不明だと聞かされたり,いろんな事考えると胸が詰まってつらいけど…
  
  紛れもない事実は今,私は生きてること。
  
  こんなこと言ったら自分の事だけって批判されるかもしれないけど…
  
  全ては命あってこそ。
  
  幸いにも私の家族はみんな無事で,隣にいてくれてる。
  
  大事な人が生きててくれてる…それだけでこんなにも心強くいられる。
  
  本当に身をもって実感しました。
  
  もし家族の誰か一人でも居なくなったらと思うと…私なんてこんな状況の中,もう頑張れないだろうなって思う。
  
  でもそういう目にあってる人や,つらい目にあってる人はたくさんいて,それでも毎日を頑張ってるんだよね。そんな人たちの事を思うと本当につらいけど…
  
  生き残った私たちは何があっても力合わせて一緒に頑張っていくだけ。
  
  それしかないです。
  
  まとまってない日記を延々とごめんなさい。
  
  まだまだ油断はできないけれど,とりあえずライフラインは復旧したので,少し安心です。
  
  とにかく,ガソリンをはじめとする物資がなくて調達するのが大変
  
  食べ物も今のところは大丈夫だけど,いつまで続くか分からないし,どこも品薄状態で心配。
  
  先の見えない不安はあるけれど,今は目の前の事をひとつひとつやっていくしかないと思ってます。
  
  みんなも今後も十分気をつけてね。