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- 2011/11/3 14:52
- 千羽鶴
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- 太平洋戦争末期、広島に原爆が落とされた。
2歳のとき、この原爆によって被爆し、11歳で白血病を発症した女の子がいた。
日本では昔から鶴は長寿･健康の象徴の縁起物だったため、
「折り鶴を千羽折れたら元気になるかもしれないよ」
と、友達は励ました。
女の子は元気になりたい、生き続けたいと願い、一生懸命に折り鶴を折った。
だが、女の子の願いは届かず、無念にも千羽折り終わる前に亡くなってしまった。
そのあと、同級生が残りの鶴を折りあげたことが千羽鶴の由来だそうだ。
今、俺にはこの女の子が被爆したときと同い年の姪っ子がいる。
姉ちゃんの一番下の子だ。
その姪っ子は今病院に入院してる。
この前お見舞い行ったとき、面会できるのは限られた人だけだったから、検査のとき移動する、ほんの一瞬しか会えなかった。
なんかちょっと前に会ったときより縮んでた気がした。
俺は医者じゃねぇし、病気のこととか分かんねぇし、治してあげることはできないけど、今は早くよくなることを願って、黙々と一人で千羽鶴を折ってます。
今はただひたすら折る、折る、折るぞ。
- 太平洋戦争末期、広島に原爆が落とされた。
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