hamさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2011/3/15 12:09
- 掌
-
- コメント(3)
- 閲覧(90)
-
-
- また大地が叫ぶ。でも横隔膜が痙攣してるだけ、本当はそれだけ
それでも子供達は泣き叫ぶ。初めて出会う、純粋な恐怖だけで埋め尽くされた心と、向き合えるだけ
不必要な糧を不安が拭い去れるまで買いあさり、したり顔。
自らを賢者とまで名乗るその者達が、突然寂しげな顔を浮かべ募金箱に手を伸ばす
本当に必要とされているのは、あなたが今、満足そうに抱えているそれなのに
ニュースキャスターが問い掛ける「リポーターさんそこから何が見えますか?」と
「はい、こちらからは…」
本当に見えているのか?
目の前で母を必死に捜す少女の頭には、あなたと違ってヘルメットがない事も…
過ぎた力は諸刃の剣
放射能という名の人災がゆっくり首を絞める
「想定をはるかに越えてしまった」と誰かが言う
それを想定できない時点でやはり過ぎたる力
もはやバベルの塔
気づいたところでもう遅い
こんな世界に誰がした?
他の誰でもなく自分
挙げられる声を、曲げられないはずの心を、誰かに売り渡して
「過去は変えられない。なら前を向いて歩こう」
対岸の堤防の上、双眼鏡を覗き込み叫ぶ者
間違いじゃない
でもそれはまだまだ先の話
今はまだ、今だからこそできる事
前ではなく後ろを振り返ってみる
そこにはまだまだ自分を必要としてる手が幾つもある
無論それは自分よりはるかに弱く、か細い
でも同時に無力だと気づかされた自分を立ち上がらせてくれる
こちらが立ち上がらなきゃ引っ張りあげられないから
差し延べられるだけ、胸のつかえが取れるまで、力いっぱい握りかえしたいと思う
【一部修正】
- また大地が叫ぶ。でも横隔膜が痙攣してるだけ、本当はそれだけ