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- 2019/7/26 14:18
- 盂蘭盆経
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- お釈迦様が祇園精舎におられたときに。
目連が初めて六神通を得て
亡き父母に何かできないかと思った。
その霊視力をもって 世間を探した所
亡き母を餓鬼たちの中にみつけた。
飲食も取れず骨と皮で立っていた。
目連は悲しみ、すぐ鉢に御飯を盛って
母のもとへ持っていった。
母は御飯を得て、左手で鉢を支え
右手で御飯を食べようとしたが口に入れる前に
炭に変ってしまい食べることはできない。
目連は大いに泣き叫び、
お釈迦様の所に帰って、このことを報告した。
お釈迦様は言うことには、あなたはお母さんの罪は重か
ったようだ
あなた一人の力ではどうにもできない。
あなたの孝順の声が天地を動かし
天や地の神々、邪魔や外道・道士に
四天王まで動かしてもどうにもならない。
まさに十方の修行している僧の力が
集まれば解脱することができるだろう。
これから救済の方法を教えよう。
それですべての苦しみや憂いも消えるだろう。
お釈迦様は目連にこう言った。
十方の衆僧が、七月十五日、
「僧自恣」の日、まさに七世の祖先から
現在の父母まで、厄難中者のために
つぎの物をお供えしなさい。御飯、多くのおかずと果物、
水入れ、香油、燭台、敷物、寝具。
世の甘美を尽くして盆中に分け、
十方の大徳・衆僧を供養しなさい。
この日、全ての修行者は
或いは山間にあって禅定し
或いは四道を得、
或いは木の下で歩き経を上げ、
或いは六種の神通力で 声聞や縁覚を教化し、
或いは十地の菩薩が大人になり、
神になり比丘になって大衆の中にあるのも、
みな同じ心で、この御飯を頂けば
清浄戒を守って修行する人たちの
その徳は大きいだろう。これらの供養を
「僧自恣」の日に
父母も先祖も親族も
三途の苦しみを出ることができて
時に応じて解脱し、衣食に困らない。
まだ父母が生きている人は、百年の福楽が与えられる
だろう。
もう既に亡い時も七世の祖先まで天に生じ
自在天に生まれ変わって天の華光に入り、たくさんの
快楽を受けられるだろう。
その時お釈迦様は十方の衆僧に命じた。
まず施主の家のために呪願して
七世の祖先の幸せを祈り
坐禅をして心を定め
しかる後に御飯をたべよ。
初めて御飯をたべる時は
まずその家の霊前に座って
みんなで祈願をしてから
御飯をたべなさい。
- お釈迦様が祇園精舎におられたときに。