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- 2008/3/28 8:35
- 僕の仕事⑫
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手術から、一ヶ月が経過した。段々、患者さんの身体が痩せいく…口数も少なくなっている。食事も数日食べていない。いつもの笑顔も、あまり見られなくなった。点滴を一日中、持続し、ハルンカテーテル（尿の管）で排尿、オムツを使用している。ほぼ寝たきり状態である。
激しい痛み…痛みの間隔が短くなっていた…。
主治医が、家族を集め、病状説明を行った。主治医の説明では、手術を行い、病巣は取り除いたが、すでに、身体全身に病気が拡がっている。もう、余命が少ないであろう。と、説明。本人には、告知しないで欲しいとの強い家族の希望があり、その事は、本人には、伏せる事とした。
活気がない患者さんを見兼ねて、気分転換との 理由で、患者さんの体調を看ながら、天気のいい日は、車椅子で散歩に連れ出した。
患者さんは、車椅子を押す僕に、こう話し掛けてきた。
続く……
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