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    • 2011/7/17 8:22
    • 第二話
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  • "アバター"
    • それから月日が経ち、二人は少しだけ大人になった。



      「はあっ!!」

      しなやかに木刀の刀身が練習相手の首に添えられる。
      練習相手になってくれた半田は参ったと両手を挙げてポーズをとった。

      「本当、最近は更に強くなったよなー。」

      「そんな事……」

      「ちろたー!!」

      ふと、そんな声が聞こえて辺りを見渡せばテラスに円堂の姿があった。
      笑顔で大きく手を振っていて、すぐに自分に向かって振っているのだろうと判る。

      半田にばつが悪そうに笑い、足早にその場から離れた。


      「お疲れ、ちろた!
      さっきの剣術練習さ、すっげぇかっこ良かった!」

      「ありがと、円堂。
      でも急にちろたって呼ぶなよ、半田、びっくりしてただろ?」

      時計台の階段は二人だけの秘密の場所。
      昔はここでよく遊んでいたものだが今は形を変えて二人だけで会える場所へとなった。

      「?どうしてだよ、ちろたはちろただろ?」

      「ど、どうして、って……」

      円堂が様子を伺うように下から覗き込む。

      まだ、円堂は風丸を友人として扱ってくれている。しかし昔とは違うのだ、お互いに身分がある。

      気を取り直し優しく円堂の頭を撫でて微笑む。

      「明日、街に降りてくる。なにかお土産買ってくるよ。」

      「!ならケーキが良い!苺の乗ってる奴!!」

      「判った。いつもの店で買ってくる。」

      いくら変わっても好きなものは変わらないようだ。

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