恵比すさんとモバ友になろう!
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- 2010/6/19 18:00
- 人間ウォッチング ②
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- 昼過ぎ、駅前。
2ブロック向こうから近付くおばちゃんは、俺の目を釘付けにする。
自転車に乗って現れたおばちゃんは、身に着けているモノすべてピンク、髪もピンクに染めている。
どれだけピンクが好きなの?
ラッキーカラーがピンクなのか?
とにかく、まぶしすぎるピンクがこっちに迫ってきた。
そのピンクは、俺の前を通り過ぎ、10mくらい先でとまる。
近くにいた高校生カップルもその奇抜な姿に気付き、チラチラみている。
関わってはいけない人かもしれないので横目で観察する。
五十代後半、とても綺麗な人。写真好きのあの夫婦ではないようだ。
過酷な罰ゲーム最中か?と思えたが、おばちゃんは、爽やかで素敵な笑み。
しばらくして、自転車のカゴから(ピンクの)エコバックを出し、細い腕にかけた。
あいている方の手をバックに入れ、水筒をとり出した。もちろんピンク。
立ったまま、水筒の中の何かを少しだけ飲んだ。
…そして、突然歌う。大きな声で。
…って、なんだ?いきなり。
あまりのショックに高校生♂♀も口をあいたまま。
おばちゃんは、そんな完全アウェイな空気をまったく気にせず、気持ち良さそうに歌う。
「…僕らはみんな地球の子。…喜びも悲しみも分かち合うのさ~。♪」
かなり長い歌、しかも意味がわからないので、正確に再現できない…。
「グリーングリーン」ぽい歌だ。
その歌は、なかなか終わらない…。
そのうちに、どんどん人が集まって、壁を背にしたおばちゃんを人の半円が二重に囲っていた。
テンション上がったおばちゃんは、フリつきで歌っている。
歌はうまいけど、ダンスは…。
15~20分ほどの路上ライブが終わると観客から大拍手。
おばちゃんはペコペコおじきをした。そして、バックから何かを取り出し、観客に配り出した。
離れた場所で見ていた俺は気になり近付く。
配っているのは、ピンクの飴とメッセージカードをラッピングしたモノ?らしい。
貰いたいと思ったが数が少なくすぐ売り切れた。
結局、おばちゃんは、歌以外何も喋らず、もときた方へ帰っていった。
配られたモノはいったい何だったんだろう…。
次に出会えることがあれば、最前列を確保しようと思う。
※こちらもどうぞ
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- 昼過ぎ、駅前。