ONA☆TARO･2･さんの日記

更新する

- 2011/2/15 14:40
- ここ、軽井沢には雪が積もってたもう。
- コメント(3)
- 閲覧(20)
- 今年はあまり雪が降らないな…と思っていたのに、朝起きたら30センチも積雪しておりました。
  この気持ちを例えるなら、マラソン大会で友達と一緒にゴールしようねと誓い合ったのに猛烈なスタートダッシュで置いていかれた時の気持ちに似ていますね。
  最近はよく動物を創造しております、僕です。
  
  うちの料理長は厳しく、短気で顔がデカいことで知られているのですが、そんな料理長が先日、新しいメニューの説明をしていた時のことです。
  
  5000、7000、10000、15000と４つの価格構成がされており、それぞれに特色があるメニュー。
  特に15000は力を入れており、見た目も華やかな前菜からフカヒレの姿煮、北京ダック、伊勢海老の姿蒸し、特Ａ５ランクの牛肉のフィレ、ご飯物には麻婆豆腐、おこわ、南高梅を乗せた冷麺と続き、最後には点心師特製のデザートプレートが用意されております。
  
  料理長の熱のこもった説明も終盤に差し掛かり、デザートの説明をしていた時でした。
  フロントから見学に来ていた１人の男性がこう尋ねました。
  
  『これは何のアイスですか？』
  
  料理長は答えました。
  
  『それは中国で有名な紹興酒(しょうこうしゅ)を使って風味豊かに作りあげたアイシュでしゅ。』
  
  張り詰めた空気の中にこんな爆弾を投下してきた彼を私は憎みました。それでも脳内では無条件に｢アイシュでしゅ。｣という呪文が繰り返され、口の筋肉がピクピクと動く。まるで拷問の様。
  
  このままではだめだ。何か違うことを考えなければ殺られる…。
  そんな中、私の視界に入ってきたのは社歴で２年先輩にあたる肉塊でした。彼も必死で堪えている様子で、口元をピクピクさせていました。そうです。あおひげのデブが口元をピクピクと動かしてきたのです。
  その瞬間、私の口がバーストしてしまったのは言うまでもありません。
  
  そうして出来たのがこの白鳥です。あ、ちなみに大根ね。