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- 2011/7/4 18:32
- ~御前崎市津波防災講演会~⑤
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- 最後に教授は仰いました。
「防災っていったい何のためにするのでしょうか…・。
・・・・防災とは人を死なせないためです。
今日講演会に出向いていただいた皆さんは、講演会を聞いていただかなくても大丈夫な人たちなんです。
それだけで防災に対する意識があるからです。
問題なのは講演会に来ていただけない人達なのです。
私の役目は皆さんに防災の知識を提供することではありません。
もちろん重要なことですが、それよりも防災に対する意識を持ってもらうきっかけを与えるのが、自分の役割だと思っています。
釜石の生徒さん達…・実際に震災があったら水上の救助なんてプロじゃないのでできません、無理です。
でも、できるかできないかなんてそんな事は問題じゃありません。
考えるか考えないか、日頃から津波に対して危機感を持つか持たないかなんです。
そう言った意味では今回市内の生徒達は誉めても誉め足りないぐらいの事をしてくれました。
ハザードマップや人為的に作られた防波堤などの施設は人の危機感を奪ってしまい最大値(これだけやれば大丈夫、ここまで逃げれば大丈夫と思ってしまう)を固定してしまいます。
被災後のケアは阪神大震災後確立されていましたが、防災の意識と言うのはまだまだ低く、多くの人が自分は、自分の家は、自分の地域は大丈夫だと思い、避難が遅れます。
どうか一人一人の方が逃げる意識を持ってください。
津波は皆さんにどんな事情があっても必ずやってきます。
逃げないと言うことは死ぬしかありません。
今回の震災で『想定外』と言う言葉が使われます。
しかし自然が相手の場合は人間は想定することは不可能です。
自然は人智を越えていますのでなんでもありです。
ですからそもそも自然に対して想定と言う言葉を使う事自体が間違いです。
もう一度言います。
地震が来たらとにかく逃げてください。
地震の大小に関係なく縦揺れが1分以上続けば津波は必ずきます。
逃げないと言うことは死ぬと言うことです。
ハザードマップを否定し、その時にできる最善の避難をしてください。
防災の対策よりも何よりも逃げる姿勢を是非第一に一人一人が率先避難者となってください!!」
以上昨日の津波防災講演会より。
- 最後に教授は仰いました。