九霊丸さんとモバ友になろう!
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- 2014/10/31 23:20
- 創作。とある世界線の霧雨一家
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- とある世界線の霧雨一家のはなし。
初期霧雨は朝激弱の蟒蛇。
家のことを主にしているのは先生だけど、先生はだからか朝がすごく弱い。
だから朝だけは僕がご飯を作る。自称兄弟子の白雪が、先生を起こしに行っている間に済ませるのが、朝に強い僕の仕事。
「……遅いな、やけに」
いつもなら作り終わったのを配膳してるうちには、まだ眠そうな目を擦りながらやってくる先生と、その先生の手を引きながらプリプリと怒っている白雪が、待てどもやってはこない。なにかあったのかと、胸に生まれた少しの不安がせっつくので、僕は部屋に行くことにした。
けど、そこで見たのはべつに心配することもない、たまによくある風景があって。
「なにしてるの?」
「見てわかんないのかよ、優」
寝ぼけた先生に湯たんぽ代わりにされながら、こっちを白雪が睨んでくる。
睨まれたって助けようはないのだから、仮にも忍者なら自力でどうにかしてよ。
まったく白雪は甘えん坊だ。普段は先生に素っ気ない態度を取るくせに。事故を装って甘えるのだから、実は甘え上手だと思う。
そうなると、先生も甘えん坊で甘え上手になるのかな?
……それはべつにいいとして、いい加減に起きてもらわねば、味噌汁が冷めてしまうんだけどな。
end
- とある世界線の霧雨一家のはなし。