★キマグレ★さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2013/9/5 23:02
- 『楽園からの旅人』
-
- コメント(0)
- 閲覧(3)
-
-
- 鑑賞日:9/2(月)
映画館:神保町 岩波ホール
製産国:イタリア
『木靴の樹』や『ポー 川のひかり』などの名作を世に送り出してきた エルマンノ・オルミ監督作品。
最近、ヨーロッパでは難民を取り扱った映画が多い。
同じイタリアでは『海と大陸』、フランス映画では『ル・アーブルの靴磨き』をここ1年で観てきた。
これらの映画に共通しているのは、違法入国をしてきた難民たちは警察に追われていて、主人公たちが対応に悩み苦しむ点。
人道的に見れば、誰だって助けたいけれど、法律では禁止されている。
警察さん、頼むから見逃してよ~と、観ているこっちは思うけど、現実はそう甘くない。
日本では、馴染みのないように感じる難民問題だけど、日本海を泳いでいれば、北朝鮮からの難民に会うかもしれない。
そんな時に自分ならどう思って、どう動くのか。
けっして、ヨーロッパだけの問題じゃない。
おじいちゃんフェチの私としては、老司祭を観ているだけで癒された。
癒される場所間違ってるけど(笑)
物語後半、老司祭が
『善行は進行に勝る』
と言うシーンがものすごく心に響いた。
とても丁寧に作られた映画で、演技をじっくりと観られた。
難民役の出演者はほとんどが本物の難民だそう。
彼らのリアルな体験が演技に反映されていてすばらしかった。
岩波ホールのエキプ・ド・シネマは、ほぼ漏らさずに1年半ほど観てきた。
そろそろ会員になるべきかなと、思ってる。
- 鑑賞日:9/2(月)