灰色銀貨Dさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2012/5/26 7:45
- 黒い僕~その33~
-
- コメント(1)
- 閲覧(29)
-
-
- 少しだけ「リカ」の事が解った僕…
本物がどちらでも僕にとってはリカはリカなんだ。いつも僕の事を愛してくれるそれだけでいい。
リカは話終えると、正面に座る僕の顔を下から見つめる…。
僕は、このリカの仕種大好きだ。上目遣いがうまい… 客にもしているのかと思うと腹ただしい。
でも今、僕の部屋にいるリカは紛れもなく誰のものでもない。僕だけのリカなんだ! 店にいる時の着飾った嬢ではなく、桜井由愛と言う普通の女の子だ。
僕は、こういう自然体でいるリカも見れる。客には見せないであろうナチュラルなリカを。
リカは僕の鎖骨辺りに顔を置くのが好きで、そのままリカを抱きしめた。
人それぞれに、なにか変わった癖みたいなものがある。
僕も例外ではない。
なにかを見たらしたくなる事や、人は案外知らない間にしてしまうような事があったり!
鏡をみたら、つい髪の毛をチェックしたり! 寝る時は、電気を消さなきゃ眠れないとか様々に。
リカを抱きしめた時、僕の「病気」がでてきた…
「 あぁ…この可愛い笑顔を汚したい。歪んだ顔がみたい」と。 洗い立てのノリの利いたシーツを見るとしわしわにしたくなる。 綺麗に並んだドミノを倒したい。そんな感覚になる「病気」
僕はリカを抱きしめながらそのままベッドに倒れ込む…
両腕を上から押さえ付けてリカを見つめる。
「なに?なに?急に…そんなに見つめたら恥ずかしいよ!」
リカは横を向き僕との視線を外す。
「今からリカを汚したい!」
僕は抑えられなくなった感情のままに言葉だした。
僕の眼を見てリカが言う「いいよ。」
- 少しだけ「リカ」の事が解った僕…