へんこばぁさんの日記

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- 2011/5/11 0:37
- 5月10日午前9時30分
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- ばぁﾁｬﾝ91年の生涯
  静かに幕を下ろしました。
  今朝、7時頃
  母ちゃんから
  『ばぁの息づかいが荒い』
  と連絡が入りました。
  急いで実家に行くと
  やっぱり肩で息をついてた。
  『ﾊｧｯ…ﾊｧｯ……ﾊｧｯ…』
  血圧も計れなかった。
  覚悟は決めてたけど、やっぱり涙が止まらんかった。
  あたしは
  いつも一緒に
  ばぁﾁｬﾝと寝てた
  熱出た時は朝までﾀｵﾙ代えてくれた。
  どこいくにも
  ばぁﾁｬﾝと一緒だった。
  だから、
  ばぁﾁｬﾝが旅立つ
  その時まで一緒に居たい。と思ってた。
  ばぁﾁｬﾝの布団に入り
  ばぁﾁｬﾝが、あたしに
  してくれた様に
  ばぁﾁｬﾝの自作子守唄歌いながら
  腰のあたりをﾄﾝﾄﾝしてた。
  次第に呼吸も弱くなり
  溢れる涙が止まらない。そんな娘を
  父ちゃんと母ちゃんが
  あたしの頭を撫でてくれてたなぁ
  9時30分
  父ちゃん、母ちゃん
  あたし、叔母さん、叔父さんの見守るなか
  ばぁﾁｬﾝは
  91年の生涯
  静かに幕を下ろしました。
  母ちゃんは
  最後の、ばぁﾁｬﾝの体拭き『おばぁさん、綺麗にしてやっかんな』
  涙ながらに震える声で
  ばぁﾁｬﾝに語りかけながら体拭きや着物に着替えさせてた。
  母ちゃんには
  長い間、ばぁﾁｬﾝの世話
  『ありがとね』
  と母ちゃんに伝えた。
  父ちゃんは
  『おっばぁやぁいい女なっちまって、じぃやぁに会っても分がってくんねぇかもなぁ』って
  おﾁｬﾗけてた目には涙でした。
  ばぁﾁｬﾝ
  最後の最後まで
  父ちゃんと母ちゃんに
  よく世話してもらってさ
  
  『ばぁﾁｬﾝ誠幸せな人生だった』