福之助☆さんの日記

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- 2014/12/8 19:48
- 日々のささいなこと　～縄文トンコリ
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- …以前から、縄文トンコリが欲しいと
  
  ずっと思っていた。
  
  「今年、畑が終わったら冬のあいだにトンコリを作りたい」
  
  と師匠G氏には去年の冬から言っていたのだが
  
  そこに、友人もまた作りたいと言い出して、
  
  その起爆力に半ば強引に後押しされて
  
  本日、トンコリ制作スタート、と相成った次第である。
  
  「トンコリ」とは樺太アイヌ伝来の弦楽器である。
  
  琴の原型であるとも言われている。
  
  エンチュウ（樺太アイヌ）は、この弦楽器を
  
  旅の道中の魔から身を守る魔除けの呪具（楽器）として
  
  使ったそうだ。
  
  世界各地の歴史文化を見ても
  
  楽器の発祥が、
  
  呪術的儀式のトランス状態を作り出すためのもの
  
  であったことを考えれば、なんら不思議ではないが…。
  
  そのトンコリに
  
  アイヌ文様ではなく、故郷・縄文津軽の土器や土偶に見られる
  
  縄文の文様を写し込みたい。
  
  オリジナル縄文トンコリを
  
  ずっと思い描いていた。
  
  …材切り出しからボディーの造形、弦の締め具の制作まで
  
  過酷な加工工程を覚悟していたのだけど、
  
  なんと師匠G氏の工房には
  
  ボディー8割がた完成の
  
  魔法の品がちょうど二つ眠っていたのだ。
  
  一足飛びじゃなくて八足飛びなんだけど
  
  これなら冬のあいだに
  
  ボディーに細かな縄文文様が刻めそうだ…。
  　
  
  友人の後押しのタイミングと幸運に
  
  感謝である。
  
  「ずるいだろ」とかの文句はあらかじめ覚悟してるけど
  
  なんせ春先までしか時間は無いのだ。
  
  そんなのはスルーするほか無いだろう(ｰｰ;)
  
  とにもかくにも
  
  「縄文トンコリ」制作スタート、である。