モカたさんとモバ友になろう!
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- 2008/10/7 1:15
- 一話 狼と女々しいヤツ
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目が覚めるとそこは不思議の国でした。
「おい、何寝ぼけてんだ変態野郎。さっさと服着ろ」
…………はあ。
確かにレディの前で裸のままというのは紳士として恥ずべき事であるな。はいそこ、変態という名の紳士ではないぞ。ちゃんとモカという名前がある。
「お前モカっていうのか。俺はハイツ。んでこいつは妹のノラだ」
「よろしくお願いします、モカさん。」
ハイツとノラ……聞いたことないしこの学園の生徒ではないよな。まあいいか。
服も着終わり、さっきから気になっていることを尋ねた。
「ハイツにノラね。オッケーよろしく。んで、教えてもらおうか。僕に何をした? 君達は何なんだ?」
「お、いきなり真面目になったな変態クン。そうだな……簡潔に言ってしまえばお前は最弱になった。俺達のことについてはいずれ話す」
質問は侮辱と曖昧で返された。
この僕が最弱になっただと?
さっきから変態だの最弱だの馬鹿にしやがって。
「僕はこの学園で五本の指には入るほどの実力を持つ優秀な生徒だ。最弱なわけないだろう。あと変態ではない」
「だからたった今俺の手で最弱にしたんだ。それによく聞け変態。お前一人では最弱だが俺がいれば最強だ」
うん、よく分からない。第一最強最弱ってどういうことだ。
黙り込んでいるとハイツが爽やかに言い切った
「まあいずれ分かるさ」
……漠然としてるなぁ。
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