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    • 2012/11/20 21:36
    • stage8 春編(3/3)
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    • しばらくして、神堂さんはある物を手にして戻って来た。


      (○○)「あ……!」


      神堂さんが持っていたものは、ラッピングされたデザートワインだった。


      (春)「これを一緒に来てくれたお礼に……」


      と、神堂さんが微笑みながら、私にワインを手渡して言う。


      (○○)「で、でも、私からお願いしてご一緒させて頂いたのみ……」


      (春)「……俺もキミと同じワインが好きだと知って嬉しかった。だから、受け取ってほしい」


      私は神堂さんのその言葉に驚きと嬉しさで、一瞬言葉を失った。


      (神堂さんからプレゼントを貰うなんて……)


      (○○)「どうも有難うございます!私も、凄く嬉しいです。このワイン、大切に飲みますね」


      (春)「そうか……」


      私の返答を聞いて、神堂さんが満足そうに微笑む。


      (春)「……そろそろ帰る時間だな」


      神堂さんの言った通り、工場を出ると、すでにロケバスが出発の準備をしているところだった。




      帰りのバスの中、神堂さんの隣に座った私はドキドキが止まらなかった。
      それもそのはず、神堂さんの頭が私の肩に寄りかかったままなのだ。
      そっとその顔を覗いてみると、神堂さんは静かに寝息を立てている。


      (……もしかして、寝ちゃってる……?)


      すると、その様子に気づいた冬馬さんが驚いて私と神堂さんの方を見て声をあげた。


      (冬馬)「春が居眠りするなんて珍しいな!」


      (秋羅)「よっぽど疲れていたのか……、それとも○○ちゃんが横にいるからかな?」


      からかうように秋羅さんが言う。


      (夏輝)「確かに、春は○○ちゃんには心を開いている感じがするな」


      そう言って今度は夏輝さんが微笑む。


      (夏輝)「申し訳ないけど、そのまま寝かせてやってくれないかな?」


      (○○)「は、はい……!」


      (嬉しいような、でも緊張しちゃうような……)


      (冬馬)「あれ?○○ちゃん、まだ酔ってる?顔が真っ赤だよ?」


      (○○)「っ……!」


      まだ酔いが冷めないのか、神堂さんの体温が伝わってくるからか、いつまでもドキドキがおさまらない帰り道の出来事だった。

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