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- 2012/7/10 19:50
- 心を届ける郵便局
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先日、友人の五歳の息子が遠方で迷子になり、親切な方に保護していただきました。
後日、お礼を……と思い、手紙を添えて荷物を送りました。
ところが、『宛先に該当する人が住んでいない』と郵便局から電話があったのです。
また、こういうご時世のためか、『送り主に覚えがない?』と先方は受け取ってくれないらしいのです。
『送り主に覚えがないのはそうかもしれない。
じつは……』
私は事情を説明しました。
息子からの手紙(ミミズのはったような覚えたてのたった一言、「ありがとう」)
だけでも届くといいなぁ……とは思いましたが、仕方がありません。
息子の迷子に動揺していた友人は、相手の名前を聞き間違えてしまったのでしょう。
しかし、郵便局員さんは温かい声で、こう言ってくださいました。
『もう一度、先方に事情を説明して確認してきます!』
そして翌日、
『やはり、あの時に息子さんを助けてくださった方ではなかった』と、残念そうな郵便局員さんの声が届きました。
しかし、郵便局員さんは、こう続けたのです。
『私たちは事情を聞いて、何としてもこの小包をその人に届けたい。
気持ちと一緒に届けたい、と思うのです。
二、三日かかってしまうけど、もし了解がいただけるなら、この宛先の近辺に同じ名字やよく似た名前の方が何人も住んでいらしゃるので、問い合わせてみようと思うのです』
そして、小包の到着が遅れてしまうことを、何度も謝られました。
小包が届かないのは郵便局員さん達のせいではないのに……。
その後、小包と手紙は無事、あの日、息子を助けてくださった方の元に届いたのです!!
たった一言の『ありがとう』を届けるために、一生懸命になってくださった郵便局の皆様の優しさと、送る側の気持ちを大切にしてくださった言葉、行動。
すべてが嬉しくて、私はとても温かい気持ちになりました