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    • 2017/6/12 21:14
    • 『無題』
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    • 今日、父の個展の搬入手伝いに、新潟の画廊まで行ってきた。

      わたしは遅くに生まれた子で、父はもう還暦を過ぎているのだけれど、最近よく、「もう最盛期のような切れのある絵は描けないね」とわたしに零す。

      実際その通りだとは思う。でも今日の展示を見た限りだと、父はかつての勘を取り戻しつつあるんじゃないかなとも感じる。

      この画廊のマダムは遣り手で、強い女性の典型のような人なのだけれど、数年前に知り合って以来、わたしの事をいつも気にかけてくれている。わたしも、この人にはずっと幸せでいて欲しいと思う。

      帰りの車の中でふと、人間嫌いで、とくに女の人を蛇蝎(ダカツ)のごとく嫌ってる父が、何故結婚して所帯を持つ気になったのかを訊いてみたら、

      「子供の顔が見たかったから」
      と即答された。
      「せっかく楽しみにしてた子供が、こんなポンコツで残念だったね」
      と言ったら
      「クズな程可愛いんだよ、順風満帆に生きれる子を育てて一体何が楽しいの」
      と、なかば呆れたように言われた。

      倒錯した言い方ではあるけれど、それでも、わたしが存在している事を許してもらえたようで、とても嬉しかった。夕焼け空がいつもより澄んで見えた。
      海にも行ったけれど、満ち潮(なんかこの呼び方エロい)で、結局アメフラシには会えなかった。

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