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    • 2014/5/16 11:09
    • 未来はきっと②~幕恋
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    • あたしは合宿をしている宿屋に戻ってきた。
      これから朝食だ。

      やっと朝餉だー!って言ったら
      カナちゃんに不思議な顔をされてしまった。

      まずい!
      気をつけなきゃね。


      朝ごはんは宴会場みたいな広い畳の部屋だ。
      部員の皆と一緒に中に入ると、
      もう朝ごはんが準備されていた。

      ご飯を食べていると、隣に座っていた
      カナちゃんが目配せしてきた。
      「カナちゃん、どうしたの?」
      「いたよ。噂の新入生」
      「どこ?」
      「ほら、一番奥から三番目の背の小さいコだよ」
      「えぇと…」
      「あ、ほら。いま立ち上がった」

      その瞬間、時間が止まった気がした。

      あたしが見た彼は、
      あたしの大好きな人に…そっくりだった。

      慎…ちゃん…?
      でも、この時代にいるわけないよ。

      他人のそら似?
      だけど、笑った顔なんて、そっくりだよ…。

      なんで?
      まさかね。

      だって本当に慎ちゃんなら、真っ先に
      あたしに会いにくる…よね?


      「そういえば、あの新入生って雰囲気が似てるよね」
      カナちゃんの言葉に、あたしは動揺する。
      「えぇ?!だ、誰に?」
      カナちゃんは、あたしを指差す。
      「あ、あたし?!」
      「なんとなくね」

      あー、びっくりした!
      そうだよね。
      カナちゃんが慎ちゃんのこと知ってるわけないもの!

      あたしの心臓はどきどきしたままで、
      少しも落ち着かなくなった。
      朝ごはんが喉を通らない。

      「あれ?ご飯すすんでないよ?
      まさか、さっきの新入生に一目惚れ?」
      カナちゃんがニヤニヤしながらあたしをからかう。
      「え?!ち、違うよ!」

      否定しながらも、あたしは彼のことを何度も見てしまう。



      どうしよう、確かめたい。
      でも、間違いだったらかなり恥ずかしい。


      どうやって話しかけよう…?






                            つづく

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