シマニテさんの日記

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- 2014/4/12 13:43
- 芝生の匂い
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- 大好きなスポーツライター、山際淳司さんの掌編（スイマセン、題名は忘れてしまいました）の中にこんなフレーズがあります。
  
  「ジャイアンツのショートストップ広岡達朗は、普通の遊撃手よりずっと後ろで守る。なぜなら、彼は芝生の匂いが好きだったから」（思い出しながら書いたので、細部はあやふやです。それに……そもそもこんな駄文じゃなかったはずです）
  
  広岡選手の守備位置が深かったのは事実のようなのですが、それはもちろん芝生の匂いが好きだからというわけではなく、彼が強肩の遊撃手だからできたことです。このことは作者自身が後日、フィクションだと語っています。フィクション。つまり作り話ではあるのですが、僕はこういうのに弱い。そして、これを読んでから広岡さんにもなぜか親近感を覚えました。
  
  野球つながりでもうひとつ。みなさんは、世界で一番美しい「音」をご存知ですか？　それは硬球を木のバットで打ったときの音だそうです。もちろん、ドームじゃなくて青空の下で。カーン、レフトバック、レフトバック！！！
  
  *写真は野球場は、映画『フィールド・オブ・ドリームス』で使われたもの。ここはクランクアップ後も残されて、全米からキャッチボールをする親子が集まってくるそうです。残りの二枚は説明不要ですね。