シマニテさんとモバ友になろう!
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- 2014/3/4 22:21
- 美術館に美しさはありません
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- こんばんは。「水槽コンテスト」の結果のご報告です。今回の得票は62。自己新の64にはあと2票およびませんでした。が、62人もの方が投票してくださったという事実は、僕にとってとても大きな意味があります。
「美しさ」の基準は、他者の評価とは本質的に別のところにあります。つまり、人がどう言おうとも作者が美しいと思うなら、それは100パーセント、掛け値なしに美しいということです。逆に他者がどれほど美しいと評価しても、作者自身がそう感じていなければ、それは美しいとは決して言えない。
言い換えると美しさを追求することの本質は、きわめて内的な行為であるがゆえ、たとえ「発表」という体裁を装ってはいても作者の内側から一歩も外に出ることはありません。しかし、その一方で世界には普遍的な美しさが存在することも事実です。このパラドックスが「美しさとはなにか」をひと言で表現することを難しくさせている、と思うのです。
スイマセン。話がまわりくどくなってしまいました。ようするに美しさを追い求めることは、私的で内的な行為であったとしても人はそれほど強くはない。評価してくれる方が皆無ならば、どこかできっと折れてしまう。その意味で62という数字は、僕にとって重く大切な、時にはいとおしいとさえ感じてしまう数字です。誰も見てくれなければ、水槽作りはとっくにやめていたということです。
余談になりますが、ご存知のようにゴッホは生前、ほとんど絵が売れませんでした。にもかかわらず彼は描き続けた。一ヶ月ほど前からメディアを騒がせているゴーストライター騒動の真の作曲者は、文字通り自分が表に出ることはなかった。(ご本人の名義で発表されている楽曲もあるようですが)ことの犯罪性は置いておいて、その意味で両者に共通するのは、(ある意味で、それがすべてとは言いませんが)真のクリエイターの姿なのでしょう。
理屈ぽくなってすいません。実は理屈ぽいんです。なにはともあれ、評価してくださった62人の皆様にあらためてお礼申し上げます。ありがとうございます!!
- こんばんは。「水槽コンテスト」の結果のご報告です。今回の得票は62。自己新の64にはあと2票およびませんでした。が、62人もの方が投票してくださったという事実は、僕にとってとても大きな意味があります。