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- 2007/3/28 3:18
- 閃光のタテ~出会ってしまった二人~後編
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- ある日のことです。一日の授業が終わり、あとは『帰りの会』をして帰るだけになった教室でのこと。
その日はなぜか『帰りの会』が始まる時間になっても担任のY口先生が現れませんでした。いつもの時間から5分くらいたち、クラスはざわめき始めました…私は隣の席の友達に言いました
「なぁ帰っていいんじゃない?」
友達は言いました
「いやダメだろ…」
いつもの時間から10分たち私はまた言いました
「マジ帰っていいんじゃね?」
友達は言いました
「ダメだろ…」
さらに10分ほどたち私は決意しました
「帰るわ!もう帰るわ!お前らはいつまでも待ってろや!先生にペコペコしながら生きていけや!!」
私は教室を飛び出し、留守家庭(家に帰っても親が仕事などでいない子供たちが一つの教室に集まって遊ぶ)に行きました。
このときの私の飛び出し方があまりにも速く、それでいて見事だったことから、当時のクラスメートは私を"閃光のタテ"と呼ぶようになりました。
少し遊んでたまたま廊下に出たとき、偶然にもY口先生が通りかかりました。
(絶対怒られるぜチクショー!)
しかし私の予想は裏切られました。
先生は私を冷たく冷めた目付きで見下し、何も言わずに通り過ぎたのです!私は心臓が締め付けられるような気持ちになり先生を小さな歩幅で追い掛けました
「先生ごめんなさい!」
「……」
「もうしません!」
「……」
「許してよ!レゴブロックあげるからーー!」
「……」
「先生!…先生!…先生に…嫌われたら…もう…誰も…信じられないよ………」幼い私はショックのあまり気を失ってしまいました…
私が目を覚ましたとき、目の前にはダース・シディウスことochinが立っていました
「目が覚めたかタテ…」
「ここは?」
「ダークサイドさ。お前は世界に絶望し、闇に取り込まれたのだ。もうお前はジェダイの戦士ではない!これからはダース・ベイダーと名乗るのだ!」
それについてはキッパリ断りました。これが私とochinの出会いです。
これから私たちが石仮面にまつわる数奇な運命をたどることになるとは、私もochinも、ましてや精獣太田には知るよしもなかったのです…
追記
大いなるタテ物語の外伝的ストーリー、『Y談~えぇ!?あいつあのときウンコ漏らしてたの!?』はochinの許可が取れ次第発表します。
- ある日のことです。一日の授業が終わり、あとは『帰りの会』をして帰るだけになった教室でのこと。