天野原五作さんとモバ友になろう!
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- 2020/3/11 20:42
- 【物語】「異日常」第26回
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- 「異日常」作、天野原五作
第26回
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ミスト
「わ、わかった。で、どうやって東の魔虫を西の隣国に移動させるのだ?」
タクマ
「東の森を壁で囲みフタをしてトンネルによる隣国までの通路をつくるのです。」
ミスト
「それは、何十年かかる計画か?」
タクマ
「巨大人形を操縦すれば、壁など積み木をつむようなものです。」
ミスト
「なるほど。」
タクマ
「で、その子たちは、どうなるのです?」
ミスト
「気の毒だが、秘密を知ったからには、町に行くことはできない。極刑の可能性もある。」
タクマ
「では、俺の作業を手伝ってもらいたい。小さい部品を作るには、その細い腕と繊細な指先が不可欠です。人形の操縦もまかせたい。」
ミスト
「わかった。好きにするがいい。」
こうして、巨大ロボットの建造、壁、トンネルの建設が始まった。
・・・つづく。
- 「異日常」作、天野原五作