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- 2024/4/30 19:37
- 孤高のブナ…。
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- 栃木県日光市足尾
近代日本の発展の礎となった足尾銅山の地。
かつて国内一の産銅量を誇った足尾銅山は閉山から50年を過ぎた。
精錬所の煙突から出るガスにより周囲の山林は枯れて裸地となり、その結果として降雨が土砂を流し鉱毒の被害を拡大した。
企業城下町の足尾は過疎化を迎え衰退していった。
日本一の鉱都、日本の公害の原点、過疎の町。
光と影を知る町。
そんな足尾町に中倉山という山がある。
煙突からの煙害の影響で荒廃した山である。
山の稜線に一本だけ、今尚力強く生きるブナの木。
「孤高のブナ」と呼ばれるその木をずっと見に行きたかった。
山頂を結ぶ稜線から見渡す山肌は、日本のグランドキャニオンとも称され、日光連山(男体山、社山、白根山等)も間近で見ることができる。
悲劇が生んだ大絶景だ。
その場所までの道程は険しく、この一年トレーニングを積んできた。
4/28 中倉山→孤高のブナ→波平ピーク→沢入山登頂。
足尾の町は通過しただけだったが店も少なく活気は感じられなかった。
ただ銅山の跡地には精錬所の一部が当時のまま残されており、産業遺産として後世に受け継がれていた。
そして緑を育てる会による植樹活動の努力で確実に緑が戻ってきていると感じた。
日光市に合併されたことで人の流れは戻ってこないだろうが、緑が更に再生されることを祈りたい。
写真は上から
・孤高のブナへ続く稜線
・孤高のブナ
・波平ピーク
- 栃木県日光市足尾