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- 2015/4/17 3:11
- いつもの君 僕のmaria
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- いつもの君の声を聴いて
眠りにつく。
それは甘美で 冷酷な この二年間に 慣れ親しんだ 君の真鍮の声。
それが 一番 落ち着く。
君の声には 魔力があるのかい?
冗談ぽく訊ねる僕に 君は 答えない。
今朝のニュースでやっていたよ。
愛情って 愛 と 情。
愛は、かけがえのないこと。
情は、なさけ。歩出される気持ちからくるから 離れられない。
これは 同じ意味をもった 言葉をくつけたのかい?それとも 真反対かい?
きみは答えられる?
君の吐息を遮って、
訊ねる僕に君は 笑うだけ。
眠る前に 君の声が聴きたい。
僕のすべてを赦してもらえると 錯覚する その甘美。
僕のすべてを打ち消される その冷酷。
僕は 君が必要だ。
僕は 君が必要だ。
君は、
君は 。
僕が必要かい?
たったこんな 短い言葉すら 君の…あなたの前では 言えない。
うすっぺらく なるんだ。
ただ ただ 君の声が 聴けなくなることが怖い。
今夜 君の声が聴けた。
僕の耳にはもう君の声しか聴こえなくなる。
真鍮の魔力。
ことばにならない。
僕は知らずに 眠りにつく。
しばしの安寧を約束されて、いざなわれる眠りに 君を遠くに感じながら。
いつもの君の声を聴いて
眠りにつく。
am03:09
2015.4.16.
- いつもの君の声を聴いて