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    • 2012/9/10 13:56
    • ちょっとイイ話し(*^^)
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    •  旧海軍では「ユーモアを解かせざるものは海軍士官の資格なし」とまで云われていたそうです。そして、この精神も、現在の海上自衛隊に綿々とひきつがれているようです。

       2000年7月4日のこと。20世紀最後のアメリカ独立記念日を祝う洋上式典に参加するため、世界各国から帆船170隻、海軍の艦艇70隻がニューヨーク港に集まったそうです。  翌日にイギリスの豪華客船「クイーンエリザベス号」が入港してきたのですが、巨大な客船は風に弱く、また速力が落ちた場合は舵が効きません。それを4隻のタグ・ボートで補うのですが、ハドソン川の流れは巨大船を押し流しました。この流れに押された巨大な客船は、あれよあれよと言う間に、係留中の海上自衛隊の自衛艦「かしま」の船首部分に接触してしまったのです。  接触を目撃した海を知る人は「かしま」が「クイーン・エリザベス」によって侮辱されたような感じだったようで、「かしま」の艦長は怒って当然という状況だったようです。
      クィーンエリザベス号の乗組員はさっと顔色を変えます。何しろ相手は「軍艦」。事と次第によっては国際問題にもなりかねない事態です。 
      着岸したクィーンエリザベス号からすぐさま、船長のメッセージを携えた機関長と一等航海士が謝罪にやってきました。船長が降りてこなかったのは、こういうときのきまりで、着岸直後は船長は船にとどまるのが慣例なのだそうです。 丁重な謝罪を受けた「かしま」艦長上田勝恵一等海佐は、これ対し、こう返事を返した。

      「幸い損傷も軽かったし、別段気にしておりません。それよりも女王陛下にキスされて光栄に思っております」 


      「かしま」艦長の正に帝国海軍の「スマートなユーモア」を地で行くこの粋で当意即妙の返答、見事ではありませんか。 そのときハドソン川に集結していた各国の船乗りの間でこの逸話が語り継がれ、ニューヨークだけでなく、本国ロンドンにも伝わって、さらに「タイムズ」や「イブニング・スタンダード」もこぞってこの日本の海軍佐官の洒脱を称賛したということです。 外国では有名になった話ですが、何故か日本では話題に成らなかったようですが、海自の士官候補生教育の中でこの話は "スマート"、"ユーモア"、"社交" の見本として語り継がれているそうです。

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